その後

滋賀医科大学医学部附属病院にて小児循環器を専門に小児医療をさせていただきました。

医師9年目から社会人入学枠で大学院にも行かせていただき、卒業まで5年かかってしまいましたが、何とか博士号もとらせていただきました。
大学病院での勤務は良い上司、仲間に恵まれとても充実したやりがいのあるものでした。しかし35才を過ぎた頃から睡眠をしっかりとることができない日が多くなり、一日中倦怠感を感じる日も少なくありませんでした。これは大学病院での診療によるストレスおよびまた後で述べようと思いますが自分の子供のことで少し心に余裕がなくなってきていたことが原因であったように思います。

そのような体と心の状態であったこととに加えてもっと患者さんに近いところから小児医療に携わりたいという思いが次第に強くなり、開業をしようと決意いたしました。   

しかし、私のこの決断のために多くの同門の先生方ならびに担当させていただいていた患者様にご負担、ご迷惑をかけてしまったことを大変申し訳なく思っております。この場を借りてお詫び申し上げます。

これからは地域での小児医療をしっかり行うことをまず第一に考え、その上で関わらせていただいた患者さん、ご家族の方々、地域の方々に安心と癒やしを与えられるようなクリニックを築いて行ければと考えております。