吃音(きつおん、どもり)について

今日は「どもり」について少し書こうと思います。

突然ですが皆さんもしくはお子さんに吃音(きつおん、どもり)はございませんでしょうか?

吃音とは言葉の一部を繰り返したり、言葉の一部を引き伸ばしたり、言葉が詰まったりする状態のことを言います。

幼児期の20人に1~2人発症すると言われており、決して少なくない言語障害です。

私自身も急いだり焦っていると吃ることがしばしばあります。

また私の子どもにも吃りがある子がいます。

外来でもよくお子様の吃りについての相談を受けます。

吃りを初めて認める時期は平均2歳9か月で2~4歳頃までに95%が発症すると言われています。

学童期の有症率は1%程度で入学するまでに7~8割が自然に治癒すると言われています。

では吃りが続く場合はどうしたら良いのでしょうか?

まずは以下のことを試していただけばと思います。

お子様の成長を見守りつつ、発語運動技能の自然な発達が促進できるような環境作りをしていただければと思います。

しかしこれらを心がけても1年ほど改善がない場合は言語聴覚士さんなどに一度相談した方が良いかもしれません。その場合は適切な医療機関に紹介をさせていただこうと思いますので一度ご相談ください。