今年の冬はインフルエンザと新型コロナがともに流行する可能性が高いと言われています。考えただけでもぞっとしますね。
そしてやっかいなことにインフルエンザと新型コロナは症状がよく似ていて区別をつけにくいです。
忽那先生の記事から引用させていただきました。こちらを見てわかるように症状だけで区別することはかなり難しいと思います。
また新型コロナの特徴もだいぶわかってきました。
小児では新型コロナの重症リスク、死亡リスクはかなり低いと言われています。しかし症状が長く持続したり、後遺症が残る可能性も指摘されているのでやはり気をつけなくてはいけない感染症だと思われます。また残念ながら新型コロナのワクチンはまだ完成していないので今年度はおそらく接種できないと思われます。
一方インフルエンザはワクチン接種によりある程度感染のリスクを下げることができます。またインフルエンザワクチンを接種することで新型コロナの死亡リスク、重症リスクを減らす可能性があるとの報告もあるようです(これに関してはまだまだ検証が必要だと思いますが)。
皆さんの感染対策の効果で今年はインフルエンザはそれほど流行しない可能性もあります。しかし新型コロナが出現した現在、インフルエンザにかかってしまうと新型コロナの感染の可能性も考えなくてはならないと思いますので、例年にもましてインフルエンザワクチンを接種された方が良いと思います。
宗村 純平