マスクの感染予防効果について

ちまたではマスクの入手が困難な状況が続いております。

当クリニックでも新たなマスクの入手ができず、今ある在庫でやりくりをしている毎日です。

町中では感染予防のためにマスクをする人の姿を多く見かけますが、マスクをすることでインフルエンザや新型コロナなどの感染症にかかることを予防することが本当にできるのでしょうか?

一般的に使われている不織布マスクの網目の大きさは直径5マイクロメートルほどと言われています。一方ウイルスの大きさは0.1マイクロメートルと言われています。

つまりウィルスはマスクの網目を余裕で通過してしまうのです。狭いところに人がたくさんいる場所ではある程度の感染予防効果がある可能性もありますが、そのような場合でも本当に効果があるかは定かではありません。

よって、マスクが品薄な状況でも不安に駆られて高額なものを購入する必要は全くないと考えられます。またマスクの供給ももう少しすれば増えてくることが予想されます。

 厚生労働省もインフルエンザウイルスの感染予防として濃厚接触する(家族がインフルエンザで看病をするなど)以外はマスクの着用は推奨しておりません。

では感染予防として大切なことはどのようなことなのでしょうか?

以下に厚生労働省がインフルエンザの感染予防としてまとめたものから抜粋いたします。

①人が多く集まるところから帰ってきたら手洗いをする、もしくはアルコールを含んだ消毒液で手を消毒する。

②栄養と睡眠をしっかりとり、免疫力を高めておく。

③予防接種を行う。

以上の3点につきると考えられます。すべて皆さんがご存じのことですね。ですがこれらが結局は一番感染予防には大切であると考えられます。ちなみにそうむらこどもクリニックではインフルエンザワクチンがあと数本ですがございます。

そうむらこどもクリニックでもマスクの購入を焦らずに、体調管理、しっかり手洗いを行い、感染予防に努めて参りたいと思います。

宗村 純平

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